拙著『怒る一流 怒れない二流』が、発売一週間で重版が決まった。
初速がいいようだ。
東日本大震災以後、「絆」という言葉に代表されるように、「連帯」とか「心のつながり」ということが見直され、大事にされてきた。
受容、寛容、協調、調和であり、いわば「怒らない生き方」だ。
そのこと自体は、とても素晴らしいと思う。
だが、「怒らない=自分を押し殺す」ということになってはいないだろうか。
「怒れない自分」に対する忸怩(じくじ)たる思いを、「怒らない」という言葉にすり替えてはいないだろうか。
そんな生き方でいいのだろうか。
そんな思いをこめて書いた。
発売早々に重版が決まったということは、少しは読者諸賢の支持が得られたものと安堵している。
発売早々、重版
投稿日: