今朝の2時ころだったか。
突然の雨音に目が醒めると、どしゃ降りの雨。
まさに〝干天の慈雨〟である。
畑ではなく、私にとってだ。
今朝は畑に行く予定になっていたが、原稿に追われて寝不足の身に畑はつらい。
そこへ、予期せぬ雨である。
これを天の恵みと呼ばずして、何と言う。
すぐさま愚妻の寝室に行って叩き起こし、
「雨だ! ザーザー降りだ! 畑は中止だ!」
そして、すこやかな気持ちで再び寝入った次第。
ところが朝起きてみると、いい天気。
「畑、行けたじゃないの」
と愚妻がブツクサ言いながら、
「明日は?」
と、すかさず攻めてくるので、
「いや、木曜にしよう。稽古は休みだから、存分に畑仕事ができるぞ」
弾む声で提案すると、愚妻はすぐに納得。
「秋にもジャガイモを植えるんですって」
と、気合い十分である。
だが、木曜日は徳島県に所用があって、日帰りで行ってくるのだ。
そのことを愚妻はコロリと忘れている。
だから明朝の畑をパスしたあとで、
「あっ、いけねぇ! 木曜は徳島だった!」
と残念がってみせればよい。
タヌキを化かすには、私はキツネにならなければならないのだ。
深夜の雨は天の恵みか!
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