朝、起きると頭がボーッとしている。
これは昨日、龍笛(りゅうてき)の稽古に行ったからに違いない。
なにしろ4時間、みっちり稽古だ。
指導してくださるH先生は40代の熱血漢で、それに引きずられて、神経がずっと張り詰めている。
だから疲れる。
これが空手や古武道の稽古、あるいは原稿執筆であれば、何時間つづけても、疲れはしても神経がくたくたになることはない。
要領がわかっているので、神経を弛緩させるコツを知っているからだ。
ところが龍笛はそうはいかず、神経は緊りつめたままということになる。
となれば、人生も同じのはずだ。
歳を取るにつれて生きる要領をおぼえ、神経をすり減らすことは少なくなるはずなのに、毎日、神経がくたくたになるのはどうしてだろうか。
きっと、毎日毎日、〝新たな欲〟が芽生え、それを必死で追いかけてるからだろう。
神経が休まるヒマがないはずである。
龍笛の稽古で、頭がボーッ
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