日本の次世代スーパーコンピューター「京」が、計算速度世界ランキング1位となった。
たいへん喜ばしいことだが、メディアはこの快挙よりも、蓮舫議員への〝皮肉報道〟である。
それも当然で、かの事業仕分けで、
「世界1を目指す理由は何か。2位ではダメなのか」
と追及し、波紋を呼んだのは記憶に新しい。
このことを記者団に蒸し返された蓮舫議員は、
「関係者の努力に心から敬意を表したい」
と語りつつも、「2位ではダメなのか」という発言に対して、
「メディアが勝手に(発言の)短い部分を流した。間違った発言ではないことは、前後の言葉を考えていただければわかります」
と開き直った。
ちょうど夕食の時間で、この蓮舫発言を愚妻とテレビニュースで見ていた私は、我が意を得たりと愚妻に告げた。
「彼女の言うことはよく理解できるのう」
「どうしてよ」
「わしが間違った発言をしてはおらんことは、前後の言葉を考えればわかることなのに、おまえは何かというと発言の短い部分だけを取り上げて、わしを非難する」
「ダメよ」
「何が」
「そんな屁理屈、私には通じないわよ。あなたは、ごまかすことしか考えていないんだから」
私は同じ言葉を蓮舫議員にぶつけてやりたくなった。
スパコンと「蓮舫発言」
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