歳時記

「ジジドル」の時代は来るか

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 今日は、放っておいた100坪のほうの畑へ、草取りに出かけた。
 草刈り機を肩から吊って、片っ端からなぎ倒す。
 なかなか気分がいい。
 と、思ったら、ウウーンと苦悶のような音をあげて、草刈り機の刃が止まってしまった。
 見ると、ビニールのヒモが巻きいている。
 そういえば、添え木をしばっていたヒモを解いたとき、
(あとで回収すればいいや)
 と、放り投げていたやつだ。
 草がぼうぼうに伸びていて、ヒモが見えなかったのである。
 機械を止め、ヒモを解くのに格闘しつつ、
「何事も、あとでやればいいや」
 と、その場しのぎにすると、結局、先に行って困ったことになるのだということを思い知らされた次第。
 反省しきりで、インターネットのニュースをチェックすると、辻希美サンがプロデュースする子供服の発売記念イベントに1500人が押しかけたとか。
 そういえば世は「ママドル」全盛である。
 だが、時代はうつろいやすい。
 ママドルのブームにつづいて「ジジドル」「ババドル」の時代が到来するやもしれないではないか。
 来年、還暦を迎える私の時代である。
(畑の草刈りごときで、ノンキに反省などしている場合じゃないぞ)
 と自分に言い聞かせつつ、これまたやっぱり〝反省〟するのである。

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