昨日、佐倉市空手道夏季大会は無事終わった。
みんなに勝たせてやりたいが、そうもいかない。
勝った子、負けた子と悲喜こもごもだった。
今日も稽古がある。
勝った子は喜びをを弾みに、負けた子は悔しさをバネにさせたいと思うが、子供も十人十色。さて、何と言ってアドバイスすべきか。
昨日の大会は、私の道場から60余名が出場しているのだが、その1人ひとりの顔を思い浮かべながら、あれこれアドバイスを考えている。
誉めるか、慰めるか、励ますか、叱責するか。
これが、なかなか難しく、試合のあとでいつも頭を悩ます。
試合に出場する子供たちも大変だろうが、指導者もまた大変なのである。
角界の名言に、
「負けて覚える相撲かな」
というのがある。
味のある言葉だが、この意味を理解し、バネにできるのは、一定以上の技術をもった選手だろう。
子供たちは、「勝って覚える空手かな」だろうと思う。
勝ち負けにはこだわらない指導を心がけているのだが、勝つことによって精神的な部分が成長することも確かだ。
これは競技に限らず、人生も同じだろう。
勝敗にこだわらずして、いかに勝つか。
いかに勝たせるか。
大変だが、指導者の醍醐味でもある。
試合のあとで、私はいつも頭を悩ます
投稿日: