挫折の原因は「迷い」にある。
何に迷うか。
「このまま続けていていいのだろうか」
という現状に対する迷いだ。
逆境にあるとき、遅々として成果が現れないとき、あるいは意に染まない状況になりつつあるとき、必ずこの「迷い」が頭をもたげてくる。
だから迷うのはいい。
問題は、「迷い」をどこまで追求するかだ。
深く追求しない人は、
「弱音を吐いてどうする!」
自分を叱咤し、奮い立つ。
深く追求する人は、
「こんなことをやるのにどんな意味があるのか」
容易に答えの出ない問いを自分に発するため、
「やーめた」
ということになる。
そして、この「やーめた」はクセになる。
井戸を掘るなら、水が出るまで掘ること。
言い換えれば、事を始めるに際しては、「そこまでの覚悟を持て」ということなのだ。