今日の昼前のことだ。
1時に市内のホテルで約束があり、少し時間が早いので居間で仰向けになってテレビを見ていたら、突然、画面がグニャと曲がった。
テーブルの上にあるコーヒーカップも曲がっている。
目の焦点が合わないのだ。
頭の中がグラグラと廻り始める。
目眩(めまい)だ。
すぐに目をつむる。
一週間ほど前に似た症状があり、このときは目をつむったらすぐにおさまったが、今回は長い。
身体がずっと揺れている感じ。
ためしにそっと目を開けるてみる。
周囲に焦点があわず、気持ち悪くなる。
片目をつむる。
頭の中は揺れているが、両目を開けるよりは揺れが少ない。
(このまま倒れたらヤバイ)
救急車が脳裡をよぎる。
1時の約束がある。
相手は神奈川からこちらに向かっている。
歩くこともできず、ましてクルマの運転などとんでもない。
申し訳ないが、何とか短くメールを打ってキャンセルしてもらった。
ノンキなのは愚妻だ。
「あら、どうかしたの?」
居間に入ってきて言う。
「目眩がする」
横たわったまま、私が言う。
「あたしなんか、そんなもんじゃなかったわよ。昔、目眩がひどいときは、目をむっていても天井がグラグラ揺れて大変だったんだから」
この非常時に目眩の自慢をしてどうするのだ。
私はそのことに目眩がした。
あれから4時間がたった。
少し楽になったので、体調をチェックするため、このブログを書いてみた。
本調子ではなく、頭のフラつきが残っている。
このところ、急に立ちあがったりするとフラつき、ちょっと長湯するだけでやはりフラつく。
1月下旬に、かかりつけ医で定期検査があるので、そのとき相談してみるか。
そう言えば胆石も、ちょこっと医者に痛みを告げたことで判明した。
同じようなことにならなければいいが。
原稿の〆切もあり、年の瀬は何かと気を揉むのだ。