歳時記

「人間関係」というスキル

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今日は葬儀のお勤めから帰宅してウォーキングに出かけた。
外反母趾が気になるので、幅広の大きいサイズの靴を履いている。
したがって靴の中で足が泳いで歩きにくいが、しょうがあるまい。

それにしても、雑草の伸びの早さには驚きである。
ウォーキングしていてつくづく感じる。
家庭菜園をやっていた当時、雑草には閉口したはずだが、「野生」の雑草は畑のそれより何倍もたくましいのである。

帰宅して、さっそく愚妻に問う。

「おい、なんで雑草は伸びるのが早いのだ?」
「雑草に訊いてよ。私が知るわけないでしょ」

それで終わり。
愚かな女だ。

知識がなくとも、「こう思う」「ああ思う」と言えば会話になるのだが、
「知るわけないでしょ」
こう言われたのではジ・エンド。
会話にならない。

若い連中と話をしていると、こういうタイプが年々多くなっているようだ。

「お前の会社、給料は上がるのか?」
「さあ、社長に訊かないと。ボクではわかりません」

こんな調子。
コミュニケーションにならないのだ。
どんなにIT社会が進展しようとも、社会の基本は「人間関係」である。

我が家のように風雪を経た夫婦関係であれば、いまさらコミュニケーションは鬱陶しいだけだが、若者が磨くべきスキルは「人間関係」だと思うのである。

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