歳時記

パジャマを買いに行く

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5日づつきの法務が終わり、昨日はひと息。
愚妻に同行してパジャマを買いに行った。
私は行きたくなかったが、自分で納得するやつを選べと愚妻がうるさいのだ。

というのも、前ボタンがついた洋服型のフツーのパジャマは布団のなかで裾が上がってきて、これが私はイヤなのだ。
それに見た感じ、入院パジャマのようで抵抗がある。
このタイプは何着かあり、愚妻がこれを出してくると、
「着ない」
と言って拒否である。

ならば、スエット型はどうか。

手足の部分がゴム編みになっているため裾は上がってこないが、手首が締めつけられるのがイヤなのだ。
だから手首の部分をグイと伸ばして着ている。
これも何着かあるが、愚妻がこれを出してくると、
「手首がきつい」
と文句を言う。

それで業を煮やした愚妻が、パジャマを買いに私を引っ張って行ったという次第。

で、私が選んだのは、前ボタンがついた洋服型のフツーのパジャマとスエット型。
「家にあるのと一緒じゃないの」
愚妻は怒るが、ほかに種類がないのである。

「店もメーカーもパジャマの研究が足らんのだ!」
「ちょっと、大きな声を出さないでよ」

愚妻がうろたえていた。

たかがパジャマ、されどパジャマ。
私は何事も凝り性で、かつ厭きっぽいのである。

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