歳時記

やっと、ひと息

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法務が5日間続き、本日、ひと息である。
それで昨夜は久しぶりに近所の日帰り温泉に出かけた。
異様に混雑していてノンビリできず、早々に引き上げた。

混雑に不満なのは、他の人も同じだろう。
お互いが混雑の「加害者」であり、「被害者」というわけだ。
つまるところ、ジコチューで考えれば自分は「被害者」で、他の人の立場で考えれば「加害者」となる。

視点が変われば、ものの見方は真逆になるということ。
面白いものだ。
だから仏教は「執着」を苦の元凶と説く。

トランプが勝った。
他国からすれば「懸念」、選んだアメリカ国民から見れば「期待」ということになる。

かつて、あるヤクザ組長が仕事や人間関係について、
「お互いがWin-Winであるべきだ」
と、私に語ったことがある。

言葉を変えれば、「幸せ」は誰かの「不幸」の上に成り立つものではなく、お互いの「幸せ」の上に成り立つべきだということだろう。

損得もしかり。

と、ここまで書いて、ふとキーボードを打つ手が止まった。

日帰り温泉の混雑に直面して、これをどう考えれば「Win-Win」になるのだ?

この世知辛い世のなかにあって、湯船で赤の他人が肌を触れあい、「ああ、いい湯だな」と思うか。

それとも、人間観察の好機と思うか。

でも、やっぱり空いているほうがいいよな。

いろいろ考えてみたけど、「執着」からは開放されないのだということが、よくわかった。

やっぱりトランプは「懸念」なのだ。

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