土、日は、ほとんど法務である。
昨日は昇空館の合宿だったが、私は欠席。
午後に炉前の読経、それから通夜のお勤めである。
通夜の開式は6時。
合宿では、懇親会の開式時間だろう。
昨年の合宿は顔を出したが、今年は空手着を法衣に換えて読経である。
人生、どう転ぶかわからないものだと、通夜の開式前につくづく思ったことだった。
一寸先は「闇」か「光明」か。
人生を総括する年齢になると、どっちであっても、やはり人生は面白いと思うのである。
酷暑と言いつつも、今日は夕時の散歩に出ると、風が心地よくなってきた。
このままのんびりできればいいのだが、明日は愚妻を整形外科に連れて行かなければならない。
膝が痛いと言うので、ヒアルロンサンの注射とリハビリである。
注射は5回の予定で、明日は4回目だ。
原稿を書かなければならない。
「おい! 何が何でも5回で治せ。わしは忙しいのだ」
愚妻に厳命するが、
「ちょっと、私が動けなくなって困るのは誰なのよ」
居直るのである。
私は一寸先どころか、永遠に「闇」がつづくような気がするのだ。