今年も後半に入った。
何事もそうだが、半分までの道のりよりも、半分を過ぎてからのほうが早く感じられる。
前半は「加算」、後半は「減算」の思考になるからだろう。
お金も時間も残りを気にするようになると、減りはどんどん加速していくということか。
言い換えれば、実質的なゴールは「半分までいった地点」ということになる。
100万円を貯めようと思えば、50万円を貯めれば目的は達成される。
1ヶ月の入院であれば、2週間が実質的な退院になる。
人生もしかり。
還暦とはうまいことを言ったもので、60代以後は余生を生きていると思えば、無用の上昇志向から解放される。
「道半ばをもってよしとする」
こういう思考をすれば、人生はもっと楽になるのではないかと思うのである。