歳時記

手作りマスクと感想

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今日も、墓前の法要。
最高に暑かった。
墓地は日差しを遮るものがないので、地面が陽光を照り返してか、息をすると熱気を吸い込むようだった。

今日、愚妻に持たされたマスクは3種類。
愚妻の手作りマスク、愚妻がどこぞで買ってきた新商品のマスク、それに私が日常的に使用しているマスクの3種類だ。

で、毎度のことだが、帰宅すると、
「どうだった?」
と愚妻がマスクの使用感について訊く。

ここは、使用していなくても、手作りマスクをホメるのが夫婦円満の秘けつ。

ただし、手放しでホメたのではウソっぽくなるので、
「もう少し口元に余裕が欲しいな」
とか何とか、あえて指摘。
「わかったわ」
愚妻は嬉々として改良にかかるという次第。

おかげで、いろんな模様の手作りマスクができてくる。

「この模様、ちょっとなァ」
とでも言おうものなら、
「何よ、文句ばっかり言うんだから」
たちまち柳眉が逆立つ。

だからどんな模様でも、
「おっ、いいな」
私が感嘆の声を上げ、愚妻が満足そうに笑みを浮かべるのだ。

夫婦といえども、人間関係とはかくのごとく難しいものだと、私は手作りマスクを手にしながら考えるのである。

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