怒濤の日々が続いている。
それでも、連続して執筆するのは12、3時間が限度だ。
朝5時から始めて、夕方6時ころで能率はガクンと落ちる。
「集中力」というエネルギーが底をつくのだろう。
人間の身体はよく出来ている。
「年末年始はゆっくりですか?」
と問われて、
(あっ、年末なのだ)
と気がついた。
医院は休みに入る。
肩胛骨のあたりの痛みが少し楽になったので、薬をもらいに行きたいが、この医院は混んでいるので、とても待っている時間はない。
痛みはガマンするしかないか。
新国立競技場は納期厳守が求められているが、担当者の気持ちがよくわかる。
担当者は、これから怒濤の日々になることだろう。
正月は孫たちが来るそうだ。
「わしは忙しい」
と言うと、
「あら、いなくていいのよ」
道場へ行って仕事をしていろと愚妻は言う。
あからさまに言われると、あまり気分がいいものではない。
「ちょっとくらいなら、相手をしてやってもよい」
「好きにして」
不機嫌な響きがあるのだ。
そういえば、「亭主元気で留守がいい」という言葉が流行ったことがあった。
あれは流行語ではなく、普遍の真理を喝破したものではないか。
ニーチェの言葉より、良寛の言葉より、グサリと心に響くのだ。
今年も、あと4日
投稿日: