今日から子供たちの空手合宿である。
「いい思い出にさせてやりたい」
という思いだけで、十数年やってきた。
「オネショするので、夜中に起こしてトイレに連れて行ってくださいますか」
と親御さんに頼まれた小1の男児は、いまは大学生である。
夜中に「家に帰りたい」とシクシク泣いた子供は、中学生になり、
「オレはよォ」
と、いっぱしの口をきいている。
こうした子供たちの成長を見るのが、何よりの楽しみでもある。
しかし、わずか1泊2日とはいえ、ケガをさせないように、仲間ハズレを出さないように、そして楽しい思い出になってくれるようにと、あれやこれやと気をつかうため、合宿が終わればドッと疲れが出る。
「来年はやめようか」
と合宿が終わると愚妻と話をするのだが、ノド元過ぎれば何とやらで、毎年続けているというわけである。
毎年、合宿にはノートパソコンを持ち込み、深夜、廊下のソファで黙々と原稿を書いているのだが、還暦になった今年は腰痛に膝痛で、そんな気力もなし。
子供たちと、枕を並べて早々に寝ることにしよう。
今日から子供合宿だ
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