歳時記

「篠笛」から「龍笛」に心変わり

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 一念発起、ピーヒャラと「篠笛(しのぶえ)」を始めようと、このブログに書いたところ、
「ちょっと待て!」
 と、大分県在住のU氏からメールをちょうだいした。
 U氏は4年前、得度習礼で同じ班になった〝戦友〟で、私より年長者。人生の先輩である。
 そのU氏が、
「篠笛をやるなら、龍笛(りゅうてき)にしなさい」
 とおっしゃるのだ。
 ちなみに龍笛とは、雅楽の楽器(横笛)で、2オクターブという広い音域をもち、
「舞い立ち昇る龍の鳴き声」
 とたとえられることから「龍笛」。
 U氏は雅楽をやっておられ、龍笛を能(よ)くする方だ。
 ピーヒャラの祭り囃子も悪くはないが、私の好みからすれば、やはり「龍の鳴き声」である。
(よし!)
 と、いうわけで篠笛をやめ、本日、龍笛入門セットを通販で注文した次第。
 独学では難しかろうとわかってはいるが、とりあえずやってみよう。
 習うのはそれからのことだ。
 朝方、霙(みぞれ)混じりだった雨が、いまは雪に変わっている。
 今日は建国記念日。
 龍笛という伝統芸能を思い立ったのも、何かの縁だろうか。
 日本文化の素晴らしさを、いま一度、見直してみたいという思いが、私の心の隅にあるのかもしれない。
 

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