午前中、地元中学校の〝家庭教育学級〟に招かれ、保護者を対象に護身術の指導をしてきた。
大半がお母さん方だったが、みなさん熱心に練習され、〝母親の底力〟を目の当たりにした思いだった。
2時間の練習では、護身術が使えるまでにはならないとしても、
「我が身を守る」
という意識を持つことが大切だと思い、日常生活での身の処し方についてもお話させていただいた。
意図するところがうまく伝ったかはどうかはともかく、身体も家庭も自分で守る時代が到来したように思う。
このことに異存はないだろうが、我が身はともかくとして、どうやれば家庭を守ることができるのだろうか。
いや、そもそも家庭に対する「敵」とは何なのか。
そんなことを考えていくと、どうやら敵は、「外」よりも「内」にいるという結論に行き着く。
すなわち「家庭を守る」とは、外敵に対処することではなく、「家族の人間関係」を言うのだろうと思うのである。
一家の主の責任は、だから重いのだ。
護身術の指導
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