日日是耕日

俗にありて、煩悩を耕す365日

歳時記

「こだわりのなさ」が持ち味

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 あわただしく1週間が過ぎる。
 一昨日は、近くの小学校で、3年生を対象に護身術教室。
 私を含め、当道場から6名が指導に当たった。
 悪役にはサングラスをかけてもらい、それなりにウケたと思う。
 広い意味での「護身」はこれからのテーマだろう。
 昨夜は編集者と打ち合わせ。
 帰宅すると、深夜から明け方までソチ五輪の女子フィギアを見つつ、
「プレッシャー」
 ということを考える。
 アスリートに限らず、上昇志向を持つ限り、人間は誰でもプレッシャーと戦うことになるのだろう。
「プレッシャーをいかに克服するか」
 というのは面白いテーマだと思う。
 ソチ五輪のおかげで、今朝は頭がボー。
 着物に野袴を付け、道場の仕事部屋に向かって歩いていると、日刊ゲンダイから携帯に電話。
「スキージャンプの笠谷選手など40代はとても元気。このことをどう思うか」
 と、世代論についてコメントを求められる。
 歩きながら、思いつくままコメントする。
 電話によるコメント取材は「即答」が鉄則。
 私も週刊誌記者時代、電話取材をよくやったが、
「あとにして」
 という相手は即刻、パス。
 記者は〆切に追われて忙しいのだ。
 だがら、立て板に水で、ペラペラしゃべる。
 そして、話した端から何をしゃべったか忘れていく。
 この「こだわりのなさ」が、私の持ち味なのだ。
 そう一人で納得しつつ、私の今日の一日は、こうして始まったのである。

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