日日是耕日

俗にありて、煩悩を耕す365日

歳時記

写真撮影。

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 昨日は、友人で写真家の齋藤文護氏に道場まで来てもらい、いろんなカットの写真を撮ってもらった。
 これまで私がインタビューや自著に使ってきた写真はすべて、齋藤氏の撮影だが、撮影から年数が経ったので、撮り直してもらうことにした。
 著名な写真家で、『カンヌ国際広告賞』ショートリスト賞、『毎日広告デザイン賞』グランプリ、『ニューヨークADC賞』多数回入賞、ニュ-ズウイ-ク誌『企業広告賞』など錚々たる受賞歴。
 東京と京都を拠点に活躍していて、私ごときを撮っているヒマはもちろないのだが、これも憂き世の義理と時間を割いてくれたのだろう。
 撮影のあと、食事しながら「プロとは何か」について話し合う。
 彼は私より7歳下の61歳。
 これからが本物の仕事だと、ファイト満々である。
 
 かつて、彼が撮影した熟年の写真に私が単文をつける『人生賛歌』の企画が進行していたが、成就しなかった。
 同様のスタイルで『良寛』をやろうとし、雪のあるうちにと齋藤氏が一人で新潟に行って、良寛が暮らした山腹の草庵「五合庵」を撮影したこともある。
 これも企画が途中で頓挫した。
 そんなこともあり、今度はぜひ仏教テーマでコラボしようと、大いに話が盛りあがった。
 60歳を超えてからでなければ撮れない写真、書けない文章もあるのではないか。
 そんなことを考えされるのである。
 齋藤文護氏のHPは下記。
http://www.s-bungo.info/index.html

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