日日是耕日

俗にありて、煩悩を耕す365日

歳時記

春は〝命の芽吹き〟

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 新年度は、道場生たちも進学、就職と、それぞれ新たな世界へ飛び立って行く。
 あるいはその逆に、大学を卒業して都内から佐倉市へ帰ってくる道場生もいる。
 小学生から大学生まで、それぞれ進級して希望に胸をふくらませたり、受験勉強が始まったり。
 ついでながら、畑の野菜も葉を青々と広げ始めた。
 春はまさに命の芽吹く時だが、さて六十一歳の私に〝命の芽吹き〟はあるのか。
 いやいや、命など芽吹かなくてもよい。
 まもなく桜の開花。
 散ったあとの葉桜に、無常を愛(め)でるのも楽しいではないか。
 

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