日日是耕日

俗にありて、煩悩を耕す365日

歳時記

昨日は講演会

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 昨日、講演した。
 日本不妊カウンセリング学会の主催で、場所は虎ノ門のニッショーホールである。
 去る8月の初めのこと。
 同学会から「不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座」で講演して欲しいとのメールを頂戴した。
 演題は、拙著のタイトルと同じ『会話は「最初の一言」が9割』。
 同養成講座は年2回の開催で、毎回400人ほどが受講。医学を中心としたプログラムで、その中で1時間の講演をして欲しいということだった。
 私は面食らった。
 送っていただいた講座の資料を拝見すると、私には理解しがたい医学の話ばかり。そんな養成講座で、『会話は「最初の一言」が9割』なんてテーマは場違いではないか。
 懸念を伝えると、「いえ、そのお話を聞きたいのです」とのこと。
 カウンセラーにとっても「会話術」は必要なテーマということなのだろう。
 ならば、とお引き受けした次第。
 講演は、会話と違って言葉のキャッチボールがなく、一方的にしゃべるものなので、このあたりにやりにくさがあるのだが、受講生の方々によく笑っていただいたので、とてもやりやすかった。
 講演が終わったあとで、懇親会に誘われた。
 私は「人断捨離」を実行中で、パーティとか懇親会といったものはお断りしているのだが、主催者の方々が、とても気持ちのいい人ばかりなので、お邪魔させていただいた。
 全国各地から病院関係者の方々がお見えだったが、話題は良寛あり、釈迦あり、人生論ありで、とても楽しい時間だった。
 そんななかで、女性カウンセラーの方からカウンセリングということについて相談された。
 私はカウンセリングについては素人だが、思うところを話した。
 不妊医学の最前線で、こうして真摯に取り組んでいらっしゃる方々が大勢いるのだ。
 私が初め接する分野であり、大いに刺激を受けた夜だった。
 

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