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歳時記

愚妻に通じぬ「鳩山論法」

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 いやはや、鳩山首相の「言葉」は勉強になりますな。
 社民党の福島瑞穂党首が、普天間基地移設問題で沖縄入りしたことに対して、こう言うのだ。
「閣僚として行くのはいかがかと思うが、社民党党首の立場で行くのはやむを得ない」
 なるほど、そういうものなのか。
 で、さっそく私は、この論法を使わさせてもらった。
 昨日は保護司の研修会があり、道場に帰ってきたのは夕方の4時40分。
 5時から幼児・1年生クラスの稽古があるので、まもなく子供たちが来る。
 愚妻はご機嫌斜めで、
「遅いじゃないの」
 これに対して、私はおもむろに言った。
「館長の立場として遅くなるのはいかがかと思うが、保護司の立場で遅れるのはやむを得ない」
「なにバカなこと言ってるのよ」
「ウム。妻の立場で怒るのはいかがなことかと思うが、道場の事務長の立場で怒るのはやむを得まい」
「ホントに怒るわよ!」
 鳩山首相のこの論法は、愚妻にさえ通用しないのだ。
 まして国民に通じるわけがなかろう。

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