日日是耕日

俗にありて、煩悩を耕す365日

歳時記

釣りは中止

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 今日、小1男児の孫と釣りに再チャレンジするつもりで、一週間ほど前から天気や風、波の高さをチェックしていた。
 すると30日は、どうもあやしい。
 予報では「晴れ時々曇り」となっているが、天気は西から崩れていくという。
 ヘタすりゃ、「曇り」「曇り一時雨」ということも考えられる。
 さらに、友人から「少し波が高そうだ」とのメール。
 前回、孫に船酔いさせているから、二度目の船酔いはマズイ。
 それで慎重になったというわけだ。
 ついでに言えば、昨日は空手の千葉県選手権があり、顔を出したので私は疲れてもいる。
 そんなこんなで昨夜、釣りの中止を孫に電話で言い渡したのである。
 だが、天気が気になる。
 ポカポカ陽気で無風ということになると、くやしいではないか。
 今朝、空を見上げると曇り。
 肌寒くもある。
 これでは海のコンデションはよくないはずだ。
「どうだ、わしの判断は」
 愚妻に自慢すると、
「疲れてるから中止にしただけでしょ」
 と、憎まれ口を叩く。
 まあ、それでもいいさ。
 中止にして正解なのだ。
 安堵しつつも、ふと自分の身勝手さを思う。
 畑に行くときは「晴れろ」と願い、釣りを中止したときは「雨でも降れ」と願う。
 恥ずかしい限りである。

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