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歳時記

時代は「エコ」より「エゴ」か

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 ガイジン力士の大麻騒動が連日、メディアをにぎわせている。
 どうして大騒ぎになるのか、私は理解に苦しむ。
 日本を代表するオリンピック選手が大麻をやったというなら、この騒ぎはわかる。
 だが、相手は相撲取りじゃないか。
 モンゴル出身の朝某という横綱やリンチ殺人を見ればわかるように、品位とはおよそ無縁の日本相撲協会にあって、大麻くらいやっても不思議ではあるまい。
 なぜなら「相撲」は「国技」かもしれないが、「日本相撲協会」が国技というわけではない。ここを混同するから、所属力士の大麻に大騒ぎするのだ。
 自民党の総裁選もしかり。
「政治」は国民のためにあるが、「政党」は国民のためにあるのではない。
 ここを混同するから、「総裁選=日本の将来」であるかのように錯覚するのだ。
「エコの時代」は、実は「エゴの時代」の間違いではないのかと、このごろ思うようになった。
 そうとするなら、相撲大麻、総裁選、一連の食品偽装からモンスターペアレントまで、すべての説明がつくのである。
   

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