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五輪選手に慰めは不要だ
2006/2/25
不振のトリノ五輪で、周知のように荒川静香選手が金メダルに輝いた。 心からおめでとうを言いたい。 だが、荒川選手に対するメディアのフィーバーぶりを見ていると、考えさせられるところがないわけではない ...
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「親切」の本質を考える
2006/2/24
先日、友人と新しくオープンした焼き肉店に行ったときのことだ。 たらふく食べて、少し皿に残したまま勘定をお願いすると、 「食べ切れませんでしたか? いいお肉ですから、持って帰ってください」 と、 ...
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伸びる人間は「返事」でわかる
2006/2/22
伸びる人間と、そうでない人間を見抜く方法は、「返事」にある。 これが私の人物鑑定法で、「でも」と「しかし」という否定の返事をする人間は、まず伸びないと思ってよい。 たとえば、 「この原稿、書き出 ...
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「落ち目の芸能人」と「嘲笑」
2006/2/20
先日のことだ。 サウナで汗を流していると、かつて一世を風靡した男性タレントが通販番組に出演して、ヨイショの〝サクラ〟をやっていた。 それを見て、サウナにいた二人連れの中年客が、 「○○のヤツ、ま ...
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トリノ五輪と「日の丸」
2006/2/17
一昨日のことだ。 午後から〝健康ランド〟出かけ、湯船で手足を伸ばしていると、洗い場から口笛が聞こえてきた。 (どこかで聞いたメロディーだな) と思いつつ、つられるようにハミングして、愕然とした。 ...
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「無常」という素晴らしさ
2006/2/15
五十代半ばにして、「無常」という言葉が、実感をもって理解できるようになってきた。 無常とは「常(つね)ならず」いう意味で、サンスクリット語を漢訳した仏教用語である。「諸行無常」という使い方をし、こ ...
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「悩みの正体」を考える
2006/2/12
私は「交渉術」をテーマに何冊か本を書いているが、交渉術においてプロ中のプロは政治家だと思っている。 たとえば、国会質問。 「小泉総理、北朝鮮に対して、経済制裁を行うのかどうか、お答え願いたい」 「 ...
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世間の実相は「恫喝と脅迫」
2006/2/10
まもなく拙著『恫喝と脅迫の心理戦術』(日本文芸社/パンドラ新書)が発売になる。 恫喝と脅迫は、決してワル社会の専売特許ではなく、たとえば「リストラだぞ!」と恫喝する上司、「勉強しないと、私立中学に ...
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「比較すること」の無意味
2006/2/7
最近、「国内移住」がブームだ。 定年を迎える団塊の世代や、その予備軍にとって、国内移住は、自分の意志による〝新天地〟の選択であることから、「人生を二度生きる」という思いにつながるのだろう。「人生の ...
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「格差社会」の批判に思う
2006/2/6
友人の子息の結婚式に招かれ、帰宅すると、テレビで「格差社会」について論じていた。 そういえば、「格差社会」という言葉が連日、メディアをにぎわせている。金持ちと貧乏人の格差がますます広がってきたいま ...