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来し方を振り返る
2020/12/24
昨日と変わらぬ今日を過ごし、今日と変わらぬ明日を迎える。 けれど、来し方をふり返ると、思いもつかぬ曲折の半生に唖然とさせられる。 前を見て生きることは大切だが、前ばかり見ていると、自分はどんな道を歩い ...
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井戸を掘るなら
2020/10/10
挫折の原因は「迷い」にある。 何に迷うか。 「このまま続けていていいのだろうか」 という現状に対する迷いだ。 逆境にあるとき、遅々として成果が現れないとき、あるいは意に染まない状況になりつつあるとき、 ...
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在るがまま、成るがまま
2020/9/24
『降れば濡れ、濡るれば乾く袖の上を、雨とて厭う人ぞはかなき』 時宗の開祖・一遍上人の歌だ。 「雨に降られりゃ、服も濡れるがな。濡れても、そのうち乾くがな。そんなことより、濡れまいとして右往左往するのは ...
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苦悩の本質
2020/9/8
仏法の本質を「列車」に、すぐれた先達を「停車場」にたとえ、 「列車に乗りたければ停車場へ行け」 と、明治時代、西本願寺の名僧として知られる七里恒順は喝破する。 理屈をあれこれ学んでみても、それは線路の ...
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虚仮(こけ)の一念
2020/8/19
挫折の原因は「迷い」にある。 何に迷うか。 「このまま続けていていいのだろうか」 という現状に対する迷いだ。 逆境にあるとき、遅々として成果が現れないとき、あるいは意に染まない状況になりつつあるとき、 ...
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「貧乏は強い」の真意
2020/8/4
『空馬(からうま)に怪我なし』 という諺(ことわざ)がある。 「何も持っていない者は損をすることがない」 という意味だ。 無一文の人間は、それ以上、貧しくなることはない。 だから「失う」という恐怖心も ...
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自分を追い込む力
2020/6/11
時代はテレワーク。 働き方改革は遅々として進まなかったが、「予期せぬコロナ禍」によって一気に進展した。 物事は突然変異でしか変わらないということの見本である。 言い換えれば、生活形態や習慣を変えたいと ...
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「縁」に身を投げ出す
2020/4/10
「つくべき縁あればともない、はなるべき縁あればはなる」 「さるべき業縁のもよおせば、いかなるふるまいもすべし」 『歎異抄』に出てくる親鸞の言葉だ。 私たちの存在を含め、すべては「縁」に依る。 『災難に ...
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「今」が大事
2020/1/26
「主人が退職したら、夫婦でのんびり旅行でもしようと話していたんですが」 先日、ご葬儀のお勤めに伺うと、こんなことを未亡人がおっしゃった。 この方に限らず、 「退職したら」 「子育ての手が離れたら」 「 ...