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人はカネで9割動く
「ヤクザの人生も変えた 名僧の言葉」

河出書房新社
08.01.30刊、税込1,365円

 

「懐疑の人生」から「確信の人生」へ--

ヤクザは矛盾を矛盾として抱えたのでは、生きていけない。
親分が白いと言えば、黒いものでの白くなる。これを矛盾だとすれば、もはやヤクザ社会は成り立たないのだ。

だから、人生を割り切ろうとする。己の生きざまを肯定しようとする。 ならば、彼らはどうやって人生を割り切っているのか。どんな曲折を経て、矛盾を割り切るに至ったのか??。
それが、本書のテーマである。 意外に思うかも知れないが、仏法や高僧名句に触れ、そこに人生の実相を見出すヤクザは少なくない。

ひとたび抗争が起これば、否応なく生死の狭間に身を置くのだ。人生について考えないヤクザのほうが、むしろどうかしているだろう。

週刊誌記者時代から現在まで、私は多くのヤクザに会ってきた。そして、僧侶の末席につらなったいま、仏法という網で来し方を掬いあげてみると、37人のヤクザが記憶のなかにいた。
彼らが仏法や高僧名句といかにして出合い、触発され、その結果、生き方がどう変わっていったのか。私は記憶の糸を辿り、渾身の筆で書き込んだ--。

きっと、ヤクザのなかに、あなたの分身を見ることだろう。本書が、人生の一助になれば幸いであると思う所以である。(「まえがき」より) 感動のエピソードと斬新な名句解釈、僧侶・作家という複眼的視点で心の在りようを綴る、渾身の書き下ろし37篇!


《章立て・小見出しの抜粋》

第1章 明日ありと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは【親鸞】

・人生の不条理を無心で受け容れよ
・苦しみの本質は、解決をあせる心にあり

第2章 極楽に行かんと思う心こそ、地獄に落つる初めなりけり【夢想疎石】

・悟った者はさらに一歩を進め、悟りに磨きをかけよ
・うまくいかないのが人生と悟れば、どんな窮地に立っても肚が据わる

第3章 生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く、死に死に死に死んで死の終わりに冥し【空海】

・自己の内にある無限の可能性は、自身では気づかない
・何のために生きるか。目先の快楽や利益はまやかしと知れ

第4章 炎は空にのぼり、水はくだりさまに流る【法然】

・表裏の美醜にとらわれることなく、日々恬淡と生きよ
・心を空にし、苦悩や悲しみをいつまでも引きずるな

第5章 朝には紅顔ありて、夕には白骨となれる身なり【蓮如】

・迷いとは、すべて我が身の可愛さから起こるもの
・なまじ思慮深い人間ほど、明解な判断はできない