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武道に学ぶ
「必勝」の 実戦心理術

KKベストセラーズ 
2004.6刊、税込1,470円

 

 ビジネス界が成果主義になったいま、武道に学ぶべきことは多い。なぜなら、成果主義とは勝敗を争うものであるからだ。「勝つ」という一点において完成された方法論が武術であり、それを精神世界にまで昇華させたものが武道なのである。

 何よりも肝に銘じるべきは、成果主義も武道・武術も、結果だけが問われるということである。手段を問わず、勝ったものだけが賞賛されるということなのだ。

 ――なぜ、宮本武蔵が国民的ヒーローになったのか。

 そのことを考えてみればわかる。

 周知のように巌流島の決闘で、武蔵は約束の時間にわざと一刻(2時間)も遅れて、佐々木小次郎を焦らした。姑息な戦法である。男らしくない。本来なら、もっとも嫌いなタイプであるにもかかわらず、「さすが、武蔵」と賞賛されている。

 なぜか。

 逆を考えてみればわかる。

 もし武蔵が、小次郎に“燕返し”で切り捨てられたとしたら世評はどうだったか。

「正々堂々と戦えばいいものを、姑息な手を使いおって」

 と、武蔵は嘲笑されたことだろう。

 勝てば英雄、負ければ卑怯者――。これが「人間評価の基本」なのである。

 だから商談であれ、出世競争であれ、派閥抗争であれ、戦いには、どんなことをしても勝たなければならない。武蔵のように奇計に用いるもよし、詭弁を弄するもよし、ゴマをするもよし。嫌われることを恐れてはならない。人心は勝者になびくのだ。

 協調性に富み、“縁の下”に甘んじる人を「人望家」と呼ぶなら、人望家とは“負け犬”の代名詞である。なぜなら成果主義においては、勝者と敗者しか社内には存在しないからである。

 とにかく勝つべし! 手段は問わない! 

 本番力・交渉力・自己演出力を磨く「ビジネスの極意」。


《小見出しの抜粋》

  • 商談に競り勝つ「攻防一如」の極意
  • 決断とは、割り切れぬ人生を割り切ること
  • 度胸とは、先手を取る気迫のことを言う
  • 心の乱れは「待つ」にあり
  • 護身の極意は、戦わずして難を逃れるにあり
  • 「一射絶命」の精神で毎日生まれ変わる
  • 兵法が教える交渉の極意
  • 本末を転倒するは「敗者の努力」
  • 孫子が説く「勝ちは拙速にあり」
  • なぜ武道は「技は盗め」なのか
  • ためらう者に勝機なし
  • 剣豪たるゆえんは、その風評にあり
  • ビジネスの交渉は“位置取り”が勝負
  • ビジネスマンのハッタリを見抜く「エセ侍の刀いじり」 他