昨日、昼のことだ。
例によって、左脇腹に激痛である。
とは言え、なれっこになっているので、キリキリキリと痛みが走るや、その場に固まってじっと動かない。
治りはしないが、痛みはそれ以上にはならないのだ。
ところが原稿を書いていて、椅子の直そうと腰で椅子を動かしたところが、「痛テテテ」になってしまった。
横着と、たかをくくった報いである。
さっそく、以前、治療してもらった鍼灸院へ電話すると、私を担当してくれた人が休みなので断念。
腰にサポーターをして我慢していると、
「ちょっと、うなってないで電気風呂に入ってきなさいよ」
日帰り温泉へ行ってこいと愚妻が言う。
それも一理あると思い、
「よし、もう少し仕事をやって、四時になったら行ってくる」
ということにしたところが、執筆がはかどるのだ。
たちまち四時が迫ってくる。
興に乗っていて、とても途中で切り上げられない。
〆切効果である。
時間的制約が課せられると集中力が高まるのだ。
そんなわけで日帰り温泉を中止したところが、〆切効果がなくなり、次第に集中力が切れてきて、あとはグダグダ。
「寝っ転がってテレビを観てるのなら、さっさと風呂へ行けばよかったでしょ」
愚妻がブーたれる。
私が〆切効果といかに格闘したか、理解がおよばないのだ。
肉体労働の努力は誰でも見てわかるが、頭の中の努力は見えない。
私は苦労が顔に出ないタイプと自認しているが、同様に、努力も表面に出ないということにおいて、不幸な日々を過ごしているのだ。