歳時記

「いつかやる」で一年が過ぎ

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日本は広いのか、狭いのか。
人生は長いのか、短いのか。
幸せはお金で買えるのか、買えないのか。

「日本ってのは、思ったより広いねぇ」
と言ったかと思えば、
「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」
と言ってみたり。

「一生の過ぎ去ること光陰のごとし」
と言えば、
「人の一生は、重き荷を負いて遠く道を行くがごとく」
と言ってみたり。

「二項対立」の考え方はいくらでもあり、そのときどきの都合で二項の間を行ったり来たり。
これが人生の実相だろう。

だが、70余年を生きてきて思うのは、前を向いているときの人生は長く、振り返ると想像を絶するほどに短いということだ。

《「いつかやる」で一年が過ぎ、「そのうちやる」で三年が過ぎ、振り返ったら十年が過ぎ、気がついたときは臨終の床》

いま、ひょいと、そんな言葉を思いついた。

富士山に登ろうとするから、なかなか行動に移せない。
近くの小高い丘でじゅうぶんではないか。

思い立ったら、即、行動に移すべし。
行動に移せないなら、それもよし。
なぜなら、行動に移せないのも、また行動なのだ。
こう嘯(うそぶ)くような日々でありたいものだ。

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